無無明亦無無明尽 むむみょうやくむむみょうじん

ここでは、107文字目からの文を解説します。

無無明(むむみょう)

無明(むみょう)は、悟りに対する無知という意味です。
無無明は、無明が無い、つまり悟りに対する無知がないという意味です。
苦の代表である「老死」は原因をさかのぼると「無明」にたどり着きます。(十二因縁)

十二因縁(じゅうにいんねん)

十二因縁は、苦(く)の原因追究に関する仏教用語で、十二縁起(じゅうにえんぎ)とも言われます。
名称 読み 意味
無明むみょう明るくないこと。迷いの中にいること。煩悩の根本。
ぎょう物事がそのようになる力。
しき好き嫌い。選別。差別の元。
名色みょうしき肉体と心。実際の形と、その名前。
六処ろくしょ六つの感覚器官。眼耳鼻舌身意。
そく六つの感覚器官に、感受対象が触れること。
じゅ感受作用。六処、触による感受。
あい渇愛。
しゅ執着。
存在。生存。
しょう生まれること。
老死ろうし老いと死。


亦無無明尽(やくむむみょうじん)

無明尽(むみょうじん)は、苦の原因である無明(悟りに対する無知)をなくすために尽くすという意味です。
無無明尽は、悟りに対する無知がなくなることもないという意味です。

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