度一切苦厄 どいっさいくやく

ここでは、21文字目からの文を解説します。

度(ど)

度は、「渡す」という意味です。

一切(いっさい)

一切は、「すべての」という意味です。

苦(く)

苦は、「思い通りにならないこと」という意味です。
仏教では、苦の分類があります。(四苦八苦)

四苦八苦(しくはっく)

苦は、苦しみではなく、思い通りにならないことです。
仏教では、根本的な四つの苦を「四苦」、四苦に愛・怨みなどの感情の苦を含めた「八苦」があります。
八苦四苦
 愛するものとの別れ愛別離苦(あいべつりく)
怨み憎んでいるものに会う怨憎会苦(おんぞうえく)
求める物が得られない求不得苦(ぐふとくく)
五蘊(ごうん)が思うがままにならない五蘊盛苦(ごうんじょうく)



厄(やく)

厄は、「わざわい」という意味です。

度一切苦厄(どいっさいくやく)

上記の解説をつなぎあわせると、度一切苦厄とは、
(観自在菩薩が)「渡した」「すべての」「思い通りにならないこと」と「わざわい」を
という意味になります。

どこに渡したかは、彼岸(ひがん)つまり、あの世です。
全ての苦しみ・厄(わざわい)を彼岸に渡して、安らかな気持ちになった
という意味になります。

般若心経の読経・写経用ページでは、
すべての苦しみを取り除かれたのである
という訳にしました。

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